ライン川の黒い槍騎兵

【 マックス ・ シュメリング 】1905年 - 2005年
~ドイツ人として唯一の世界へビィ級王者~
1927年、欧州ライトへビィ級王座、翌年にはドイツへビィ級王座を獲得し、渡米後の1930年には世界へビィ級王座へと挑戦する。しかし、4R目に受けたローブローにより相手が失格負けとなった為、倒れたままで世界へビィ級王者となった。
その後は、持ち前の実力で勝利を重ね、1936年には「褐色の爆撃機」と呼ばれた、ジョー・ルイスと対戦し、12RKOにて勝利し、一躍ヒーローとなる。
しかし、後にタイトルを獲得したジョー・ルイスに初防衛の相手として指名され再戦するも1R目で3度のダウンを喫し、敗北してしまう。
その後、第2次世界大戦の影響で、リングから遠ざかる。
その間、ナチス入党の勧誘を断ったり、ユダヤ人である
マネージャーをクビにせよとの勧告に従わなかったため、
徴兵され最前線に送られるなどの処遇を受けた。
戦争終結後、正式にボクシングを引退するし、事業で成功を収め、基金を元に障害者や恵まれない人々の為の奉仕活動
などを行なった。また、戦後、経済的に困窮していたジョー・ルイスに対し、匿名で経済支援を行なっていたと言われる。
戦績 : 70戦 56勝 39KO 10負 4分
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