剣 聖 黒田泰治 鉄心斎

黒田泰治 鉄心斎
くろだやすじ てっしんさい
1897-1976
剣聖が残したもの
富山県出身の剣術家であり、黒田家に伝わる民弥流居合術、駒川改心流剣術、四心多久間流柔術、椿小天狗流棒術、誠小栗流活殺術を受け継ぎ、黒田家の子孫達へと技を継承した。
古武術の高度な理合を昭和に体現する事のできた稀代の武術家であったと言われている。
その武名は、多くの伝説に彩られ称号を鉄心斎と称していた。
10代の頃には、直径15cm程の柿の木を一刀のもとに切り倒したと言われ、また大陸で馬賊と戦った際には、相手の手に持つ小銃ごと真っ二つに切り裂いたと言われる。
また、水槽で泳ぐ金魚に気を当てて浮かすと再び気を当てて元気な状態に戻すといった妙技を始め、砂を詰めた孟宗竹3本を中に仕込んだ米俵ほどの巻き藁を刃引きした刀(刃の無い刀)を用いて一刀両断にするなど常識では考えられない技をやってのけた。
そして、"昭和の武蔵"の異名で知られる國井善弥が、鉄心斎に試合を申し込んだところ断られ、それでも執拗に申込みを繰り返していると「では、真剣で立ち合いましょう 」と鉄心斎は申出を受け返したが、國井は返事を返さなかったと言われる。
更に氣を使った幻術にも秀でており、何も無い空間から饅頭の幻影をつまみ出して人に食べさせると言う悪戯もしていたと言う。
直系 黒田鉄山氏による指導映像
コンマ1秒の居合抜き 切附
民弥流居合術
流れる様な抜刀と体捌き
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