永遠のチャンプ 大場政夫

大場 政夫
おおば まさお
1949-1973
青春を駆け抜けた永遠のチャンプ~
東京都出身のボクサーであり、第25代WBA世界フライ級王者。
5度の防衛に成功したが、不慮の事故により逝去した。
現役世界王者のままこの世を去ったため「永遠のチャンプ」と讃えられている。
ギャンブル好きの父親の影響で家計が苦しく極貧の環境下で育ったという大場は、父がプロボクシングファンであった事もありプロボクシングの世界王者となって母に家をプレゼントする事を人生の目標に定めていたと言う。
1965年、義務教育を終えると直ぐに有名ボクシングジムに入門し、翌年には、KO勝ちでデビューを飾るとその後も国内外の強豪選手を相手に激戦を繰り広げた。
心身共に成長して実力を付けた大場は、1970年、WBA世界フライ級タイトルに挑戦すると見事に王座を獲得した。
その強烈な右ストレートは、当時のアメリカのロケット弾に準えて「オネスト・ジョン」と呼ばれた。
そして、自らのファイトマネーで購入した一軒家を両親にプレゼントするという目標も叶え、5回の防衛も継続中で順風満帆、追い風を受けて快走中であった1973年、愛車のシボレー・コルベットを運転中に事故に遭い23歳の若さでこの世を去った。
怒涛の如く駆け抜けた大場政夫の伝説は、永遠のチャンプとして今も日本ボクシング界の語り草となっている。
プロボクシング戦績
38線 35勝 16KO 2負 1分
大場政夫VSチャチャイ・チオノイ
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