東海の殺人拳 水谷 征夫

水谷 征夫
稀代のアウトロー空手家
その決闘の行方は
東海の殺人拳と形容されるアウトロー的武術家であり、当時、異種格闘技戦などで華々しく活躍していたプロレスラーのアントニオ猪木氏に対して、「格闘技世界一と言うなら俺と1億円賭けて決闘しろ」との挑戦状を送りつけた稀代の空手家である。
そのやり取りも秀逸で、水谷が鎖鎌で戦うと言えば、対する猪木は、ならば竹藪の中で戦うと返したとされるが、水谷は猪木に限らず当時の日本国中の武道家やプロの格闘家に対して同様の挑戦状を送っていたところ、アントニオ猪木氏のみが返事を返して来たのだと言う。
猪木は、この現代にまだ命掛けの決闘を行おうとする者が存在する事に驚き、水谷に敬意が芽生えたと言い、一方の水谷も猪木ほどの有名人が自分の様な無名の空手家との命掛けの戦いに応じて来た事に侠儀を感じたと言い、最後には、お互いを認め合って不戦の和解に至り、両者の名前を掲げた空手道の新流派を創設したと言う。
- 関連記事
-
-
東海の殺人拳 水谷 征夫 2013/08/23
-
一撃で屠る一本拳 本部 朝基 2013/08/27
-
空手の源流 船越 義珍 2013/08/22
-
コメント
コメントの投稿